●発売日
1994年12月3日
●価格
39,800円
29,800円(1995年7月21日〜)
オープンプライス化(1995年11月24日〜)
19,800円(1996年6月22日〜)
18,000円(1997年11月13日〜)
15,000円(1999年1月23日〜)
●システムスペック
CPU | 32ビットRISC R3000カスタム(33.8688MHz) |
RAM | 2MB、サウンド用512KB |
VRAM | 1MB |
画面 | 最大640x480ドット(1677万色) |
2D機能 | 最大表示数4000個/フレーム・ライン制限無し |
3D機能 | 演算能力150万ポリゴン/秒・表示能力36万ポリゴン |
サウンド | SPU 24CH |
CD-ROM | 2倍速 |
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●映像出力
RGB | オプション |
S端子 | 標準 SCPH-3000以降はオプション |
ビデオ | 標準 |
Y色差 | なし |
RF | オプション |
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■医療日誌
「1・2・3! 1・2・3!……」
1994年末、日本のテレビには、新興宗教かのようなフレーズを叫び続けるCMが大量に流されていました。
「なんだかわからないけど、ソニーが出すすごいゲーム機」、それが一般人の漠然とした認識であり、プレイステーションのすり込み戦略第1弾だったのです。
プレイステーション発売当初の遊べるゲームとしては、『リッジレーサー』ぐらいしかありませんでした。
しかし、『鉄拳』までのつなぎとして『闘神伝』が意外にも健闘、ナムコの戦力が整うまでの戦線を支え、セガとの戦いを互角に近い状態で持ちこたえました。
押し寄せるセガの装甲部隊に1995年末から1996年中盤までは苦戦を強いられましたが、1996年末から翌年にかけて『パラッパラッパー』『ファイナルファンタジーVII』などの新兵器が投入されると戦況は一変、セガは総崩れとなり敗走する結果となりました。
プレイステーションは、決してサターンに対して圧倒的なポテンシャルを持つハードではありませんでした。
SCEIが圧勝した要因は、とくに政治力よるものが大きくマーケッティングの勝利といわれています。
もちろん、臥龍(スクェア)と鳳雛(エニックス)の両方を得たことは、セガ陣営の戦意を喪失させる大きなファクターではありましたが、すべての戦力を総合的にマネージメントしたソニーグループ中央軍司令部の功績が大きいのです。
そしてゲーム機業界が日本の産業に組み込まれた結果、もはやいいゲームを出せば売れるのではなく、売れるゲームが社会的に見ていいゲームという逆算的な時代に突入したのです。
■AV端子ピンアサイン
プレイステーションは、発売以降何度もマイナーチェンジされ、最終的にはAV端子としてソニー独自にAVマルチコネクターだけが残りました。
プレイステーションのAVマルチ出力からは、RGBの他S端子やビデオ出力など、すべての映像信号が含まれています。
この端子はソニーのWEGA系テレビが装備するAVマルチ入力端子と物理的に互換性があり、マルチAVケーブル(VMC-AVM250)でプレイステーションと繋ぐことで、15KHzのRGB出力を表示させることができます。
1 Green
2 Red
3 +5V
4 Blue
5 RGB GND
6 C(S-Video)
7 Video
8 Y(S-Video)
9 Audio Right
10 Video GND
11 Audio Left
12 Audio GND
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■RGBへの対応方法
SCEIから純正の21ピンRGBケーブル(SCPH-1050)が発売されているので、それを使います。
この純正RGBケーブルは太くしっかりとした作りで、2,500円(税別)という標準価格は安すぎるシロモノでした。
ゲームテック社やカラット社からもSCEI非許諾のRGBケーブルが出ていますが、安っぽい作りで手にするだけでその差が歴然とわかります。
また、カラット社のケーブルは、音声の左右が逆です。
そのほか、ソニーのAVマルチ入力端子付きテレビに接続する場合は、ソニー本社から発売されているマルチAVケーブル(VMC-AVM250)でRGB接続することができます。
AVマルチケーブル(VMC-AVM250)は、SCEIではなくソニー本社の取扱なので、ゲームショップでは扱っていない場合が多いから注意してください。
マルチAVケーブル(VMC-AVM250)が生産休止になっいるなどという話はまるっきりデマで、ソニー製のテレビを扱っている電気屋さんに頼めば取り寄せてくれます。
■対応するお薬
PS/PS2用15ピンRGBケーブルSP
PS/PS2用15ピンRGBアダプターHG
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