病棟 2003年6月3日更新
受付 | 病棟 | 診察室 | 薬局 | お薬カタログ | 談話室

RGBモニター病棟
お薬のお求めは薬局まで
戻る ]
●SONY12ピンAVマルチ端子
■医療日誌

90年代終盤、21ピンRGB端子は規格的に古いものとなり朽ち果てようとしていました。
人々が絶望しアップスキャンコンバーターやS端子に逃避する、そんな世紀末に現れたのがこの端子です。
初出モニターは、97年に発売された「KV-21SP1」とする説が有力で、ソニーの現行テレビの多くに装備されています。

■家庭用ゲーム機で使えるモニター

この端子はPSのAV出力端子と互換性があるもので、専用のマルチAVケーブル(VMC-AVM250)を使うことでRGB接続することが可能です。
ただし、この規格はソニー独自のものなので、ソニー以外のモニターには装備されていません。
そのため、PS/PS2以外のゲーム機を接続する場合は、専用ケーブルを自作するか、端子を変換するアダプターを自作しなければなりません。
なお、ソニーのWEGA系テレビの多くにこの端子が装備されていますが、かならずしもすべてのWEGAにこの端子が付いているわけではないので注意が必要です。
パソコン用CRTとしては唯一「PED-W17M」にだけ装備されています。

PSone専用液晶モニター(SCPH-130)には、PSoneと直結するためのオス型のAVマルチ入力端子が付いています。
背面のメス型端子は出力用ですから、注意してください。

■ピンアサイン

世に多く出回っているこのコネクターのピンアサイン資料は、ピン番号の振り方が逆になっています。
本資料のピン番号の振り方は、AVアダプターをバラしてコネクターをはぎ取り、基板のシルクで確認したものをベースとしました。

WEGA系モニターは、同期信号としてビデオコンポジット信号を使います。
PSone専用液晶モニター(SCPH-130)は、S-VIDEOのY信号がRGBの同期として使われます。
また、PS2はシステム設定の変更でRGBの3線がY/Cb/Crの信号出力に変わります。
WEGA系モニターは、DA1系の一部とDA55以降の機種がY色差にも対応するようになったので、DVD出力が強制Y色差モードになるPS2本体でもマルチAVケーブルで表示可能ですが、映像信号自体はD1レベルです。
最近発売されているWEGA系は、基本的にRGBとY色差の両方に対応していますが、これは逆にRGBがいつまでもサポートされるとは限らないことを示唆しています。

■対応するお薬

  • WEGA用21ピンRGB入力変換アダプターHG
  • WEGA用21ピンRGB入力変換アダプターHGL
  • SS用AVアダプター
  • SFC用AVアダプター
  • MK3用RGBアダプターFM
  • 21P用AVアダプター
  • ●端子部画像


    ●呼び名(通称)
    AVマルチ端子、プレステ端子等

    ●活躍時期
    1997年〜

    ●ゲーム機との接続
    基本的に可能

    ●形状

    ※図はメス型正面
    ●ピンアサイン
    ソニーテレビ(WEGA)系
    1 Green(またはY)
    2 Red(またはCr)
    3 --
    4 Blue(またはCb)
    5 RGB GND
    6 --
    7 Sync(Video)
    8 --
    9 Audio Right
    10 Video GND
    11 Audio Left
    12 Audio GND
    
    PSone専用液晶モニター
    (SCPH-130)
    1 Green
    2 Red
    3 --
    4 Blue
    5 RGB GND
    6 --
    7 --
    8 Sync(S-Video Y)
    9 Audio Right
    10 Video GND
    11 Audio Left
    12 Audio GND
    
    戻る ]