●発売日
2001年9月14日
●価格
25,000円(税別)
19,800円(税別/2002年6月3日〜)
14,000円(税込/2004年3月22日〜)
●システムスペック
CPU | IBM Power PC “Gekko”(485MHz) |
RAM | 24MB、A-メモリ 16MB |
グラフィック機能 | 600万〜1200万ポリゴン/秒 (ピーク) |
サウンド | 専用16bit DSP(ADPCM 64ch・48KHz) |
CD-ROM | 8cm 1.5GBドライブ |
|
●映像出力
RGB | なし |
S端子 | オプション |
ビデオ | オプション |
Y色差 | オプション |
RF | オプション |
|
|
|
■医療日誌
任天堂戦線は、NINTENDO64がサッパリ売れず、譜代大名エニックスにすら逃げられ、惨憺たる状況でした。
しかし、総崩れになる寸前をポケモンの神風により救われ、ゲームボーイカラーで凌ぎ戦線をかろうじて繋ぎました。
そして、プレイステーション2に対抗する新兵器としてゲームキューブを投入します。
プレイステーション2がDVD再生などマルチメディア端末として広い市場をカバーするのに対し、ゲームキューブはDVDはおろかCD再生機能もなく、あくまでゲーム用プラットフォームとして一点突破を目指しました。
同時発売ソフト『ピクミン』のヒットなどもあって、悪いながらも安定したシェアを築き、現在も戦い続けています。
(2005年1月加筆)
その後もゲームキューブは子供を中心にそれなりのシェア確保はしたものの、総合的なユーザー層をカバーするPS2との格差は埋めがたく低迷が続きました。
そんな市場動向への対応策として値下げが繰り返され、2004年3月から本体価格は14,000円(税込)にまで下がりましたが、その結果デジタルAV出力端子が削られることになり、コンポーネント出力やプログレッシブ出力というハイエンドゲーム機の象徴を失いました。
■AV端子ピンアサイン
アナログAV出力端子は、スーパーファミコンと同じ形状のものです。
しかし、そこから出力されている信号はビデオコンポジットとS端子の信号だけで、RGB出力は取れません。
じつはゲームキューブにはデジタルAV端子があり、そこからデジタル映像信号とデジタル音声が取れます。
コンポーネントケーブルまたはD端子ケーブルを使うことで、Y色差の映像出力が得られます。
また、プログレッシブモード対応ソフトは、D2レベル以上の入力端子を持つテレビでプログレッシブ表示できます。
なお、デジタル音声に関してはケーブル等が発売されていないので、音声はアナログAV端子から取ることになります。
1 --
2 --
3 --
4 --
5 GND
6 GND
7 Y(S-Video)
8 C(S-Video)
9 Video
10 +5V
11 Audio Left
12 Audio Right
| |
(2005年1月加筆)
2004年からデジタルAV出力端子の廃止が決定され、同年後半頃からデジタルAV端子を装備しないモデルが出荷されています。
■RGBへの対応方法
標準では取れません。
D端子ケーブルまたはコンポーネントケーブルの中にはD/Aコンバーターが入っているので、それを改造してモードを切り換え、RGB信号を取ることができます。
通常は15KHzで、プログレッシブモード時は31KHzのVGAレベル解像度の映像信号が得られます。
そんなわけで、ケーブル内のチップを本体に移植すれば、スーパーファミコン用RGBケーブルを流用するタイプの本体に改造できます。
しかし、ケーブルだけで必要なRGB出力が得られるため、外科手術を施すことには意味がありません。
CD/DVDドライブ系の本体は、その駆動部の劣化や故障する確率が高いため、できるだけ本体にメスを入れないほうが無難です。
なお、ヨーロッパ仕様のゲームキューブ用には21ピンスカートケーブルが発売されていますが、それは単なるビデオコンポジット接続用です。
ヨーロッパのテレビでは、21ピン端子でビデオコンポジットやS端子信号を接続するため、そのようなことになっています。
(2005年1月加筆)
デジタルAV出力端子を装備しないタイプのゲームキューブ本体にはD端子/コンポーネントケーブルを繋ぐことができず、それらのケーブルを改造したRGB出力も不可能となりました。
デジタルAV端子なしの本体を改造できるかどうかは調査中。
■対応するお薬
GC用VGAケーブル
GC用VGAアダプター
GC/Q用21ピンRGBケーブルベース
GC用21ピンRGBアタッチメント
|