病棟 2006年1月14日更新
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ゲイツ病棟
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●Xbox360




●発売日
2005年12月12日

●価格
38,800円

●システムスペック
CPUIBM製 PowerPCカスタム(3.2GHz)
RAM512MB
画面ATI製カスタム500MHzチップ(500Mポリゴン/秒、最大1,920x1,080ドット)
サウンドカスタムマルチチャネルサラウンドプロセッサ
DVD-ROM2層12倍速
HDD20GB(着脱式)
LAN/USB標準

●映像出力
RGBオプション(VGA)
S端子オプション
ビデオ標準
Y色差標準
RF

■医療日誌

2002年に初代Xboxを引っさげて日本上陸をはかったゲイツでしたが、その結果はノルマンディーのオマハ海岸のように惨憺たるものでした。
Xboxは欧米戦線ではそれなりに戦果をあげたものの、神国ニッポンの人民が降伏することはなく、ゲイツのハルノートを黙殺したのです。
パソコン業界を支配し世界の大半を手に入れたゲイツにとってこの失態は屈辱であり、日本征服はゲイツの悲願となりました。
オタク文化の頂点たる日本を押さえない限り、ゲイツが世界のエンタテインメント産業をも牛耳ることはできないのです。

そこで2005年末、ゲイツはXbox360の大軍を率いて赤壁の水塞に壮観な陣を張ります。
Xbox360は、かつて米軍が日本家屋の構造を念頭に入れて焼夷弾を開発したように、日本市場をターゲットにした新兵器でした。
がしかし、序盤戦は硫黄島の戦い以上に苦戦を強いられ、2006年1月現在では橋頭堡を確保できるかどうかのメドも立たないほど売れていません。
まさにオマハの再現です。

確かにXbox360はスリムボディで、一見コンパクトパソコンのようなスタイルは日本家屋にもマッチするかのように見えます。
しかし、本体の外観に騙されてはいけません。
本体には電源が搭載されておらず、超デカい電源ユニットをケーブル接続しなければならないのです。
その電源ユニットのケーブルは超ごっつくてかさばり、本当の設置スペースは初代Xboxよりも広くなります。
こんなことなら、電源を内蔵してミドルタワーにでもしてくれたほうがマシです。

とまあ、相変わらず日本人の細やかな感性を理解していないゲイツですが、ワイヤレスコントローラーが標準だったりパソコンとのリンク機能でマルチメディア再生に対応したりと、Xboxよりはホビーマシンとしての興味を持てるものになっています。
Xboxとはケーブル/コントローラー類の互換性がないのはなんですが、どっちみち初代のXboxユーザーなんて日本にはほとんどいないから、その点は販売的には問題にならないでしょう。
PS3の発売を待っている人が多く、その買い控え感で性能の割りに異常に低迷しているというのが実体のようで……。

■AV端子ピンアサイン

AV出力端子は、初代Xboxとは違ったものになりました。
XboxのAVケーブルは接触不良を起こしやすかったりしましたが、Xbox360では構造的に改善されているようです。
ピン数は30ピンに増え、映像出力信号の選択はXboxと似たようなケーブル側のピンショートで行います。
17/19/21ピンがセレクトピンのようで、それぞれ隣の18/20/22ピンにショートする組み合わせで映像モードが決まるようです。
ただ、HDTVケーブルはスイッチがTV側のとき、17/18ショートと19/20/21ショートという組み合わせになっているので、17/19/21をショートさせる側のピンは18/20/22のどれでもよいと思われます。

1 +5V
2 GND
3 SPDIF OUT
4
5
6
7
8 Audio Right
9 Audio GND
10 H Sync
11 H Sync GND
12 Video(Composite Sync)
13 Video GND
14 Red(Cr/Pr)
15 Red GND
16 GND
17 Select1
18 Select1'
19 Select2
20 Select2'
21 Select3
22 Select3'
23 Audio Left
24 Audio GND
25 V Sync
26 V Sync GND
27 Blue(Cb/Pb)
28 Blue GND
29 Green(Y)
30 Green GND

映像モード表
●がショート、○はオープン
SELECT映像モード
123
HDTV Y/Pb/Pr(525p〜)
調査中
ビデオ+RGB(15KHz)
VGA(31KHz〜)
調査中
調査中
ビデオ+Y/Cb/Cr(525i)

■RGBへの対応方法

メーカー純正のVGAケーブルがあるので、それで繋ぐともっとも適切な最高のRGB表示ができます。
なお、メーカー的には、15KHzのRGB出力はサポートしていませんが、専用ケーブルを作ることで15KHzのRGB出力を得ることが可能です。
ただし、映像ソースはインタレース表示を想定したものになるので、画質優先で考えるとベストな選択ではありません。
一応21ピンケーブルの結線例を以下に載せておきますが、フツーは素直にVGA接続しましょー。
画面が乱れる場合は、同期に電コン入れてみてください。



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