●発売日
1991年5月31日
●価格
148,000円(MODEL1)
188,000円(MODEL2)
248,000円(MODEL3)
●システムスペック(MD部)
CPU | MC68000(7.6MHz/10MHz)/ サブ Z-80A(3.58MHz) |
RAM | 64KB+8KB(Z80用) |
VRAM | 64KB(デュアルポートRAM) |
画面 | 320x224ドット(512色中64色) |
スプライト | 8x8ドット(最大2048種・1画面80個・1ライン20個) |
サウンド | FM6音+PSG3音ノイズ1音(FM1chをPCMに割り当て可能) |
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●システムスペック(PC部)
CPU | 80286(10MHz) |
RAM | 640KB(MODEL1) 1MB(MODEL2) 2MB(MODEL3) |
VRAM | 256KB(VGA) |
画面 | 640x480ドット(262,144色中16色)/320x200ドット(262,144色中256色) |
サウンド | BEEP |
FDD | 1基(MODEL1/MODEL3) 2基(MODEL2) |
HDD | 30MB(MODEL3のみ) |
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●映像出力
RGB | 標準(VGAタイプコネクター) |
S端子 | なし |
ビデオ | 標準 |
Y色差 | なし |
RF | なし |
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■医療日誌
DOS/Vパソコンとメガドライブが一緒になった強引な合体マシン。
基本的には、パソコンはパソコンとして、メガドライブはメガドライブとして独立して動作します。
本当は、PC側からメガドライブの資産にアクセスすることができ、VGA画面とメガドライブ画面を切り換えたソフトを作ることが可能な仕様ででした。
がしかし、メガドライブの内部仕様は非公開という、家庭用ゲーム機にありがちなクローズドアーキテクチャーの原則から仕様が公開されず、テラドライブのポテンシャルをフルに生かしたソフトは出ませんでした。
テラドライブ専用ソフトとしては、唯一「パズルコンストラクション」が発売されたのみです。
結局10MHzで動くメガドライブとして、あるいはバックアップメモリーのバックアップぐらいにしか有効な使い道はありません。
また、パソコン側のCPUは80286であり、メモリもHDDも少ないということで、Windows3.1が登場しようという時代のパソコンとしては過去の仕様でした。
いわゆるDOS/V用のゲームソフトなどはそこそこ遊べましたが、PC用のサウンドアダプタが登載されておらず、拡張しようにもISAバスに-12Vの電源が来ていないということで、サウンドアダプタを乗せることもできませんでした。
(後にISAバスを改修するサービスが有料で行われました)
ついでに、ヘッドフォン端子の左右も逆です。
そんなわけで、テラドライブはすべてにおいて中途半端でしたが、それがまたセガらしいと哀愁をそそる結果となり、一部に熱狂的な愛好家を生んだのです……。
■AV端子ピンアサイン
シュリンクD-SUB15ピンで、一般的なVGA端子と互換性があります。
メガドライブ時も、15KHzのRGB信号が出ます。
つまり、モニター側が15KHzに対応している必要があります。
ちなみに、テラドライブのVGAアダプタは初期のIBM純正仕様に忠実で、320×200ドットモードは15KHzで、EGAの400ラインとVGAの480ライン時は31KHzとモードごとに別々の周波数で出力されます。
そんなわけで、専用テラモニターは、15/31KHzの2モードに対応するデュアルスキャンモニターです。
1 RED
2 GREEN
3 BLUE
4 NC
5 GND
6 RGND
7 GGND
8 BGND
9 NC
10 GND
11 NC
12 NC
13 HSYNC
14 VSYNC
15 NC
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■RGBへの対応方法
普通にVGA端子からRGBが出てますので、一般的なVGAケーブルで15KHz対応モニターと接続してください。
専用モニターに接続表示するのが基本ですが、その他ではPC-TM151/171とか数えるぐらいしか全対応のモニターはないですね。
■対応するお薬
なし。
市販のVGAケーブルをご使用ください。
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