病棟 2005年2月10日更新
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野球盤病棟
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●スーパーカセットビジョン

●発売日
1984年7月17日

●価格
14,800円
RGBケーブル 3,800円

●システムスペック
CPUμPD7801G(Z80A互換/4MHz)
RAM4KB?
VRAM不明
画面309x246ドット(16色)
スプライト1画面128個同時
サウンド3短形波と1ノイズを合成して1音のみ

●映像出力
RGBオプション
S端子なし
ビデオなし
Y色差なし
RF標準

■医療日誌

リアルタイム世代じゃないので時代背景は割愛……。
発売時期としては、ファミコンやSG-1000の1年後ぐらいで、スペック的にはとくに画面表示に関してファミコンを超えるみたいな感じです。
スプライトが1画面に128個出せるというのがウリだったらしく、カセットを入れずに電源スイッチをONにすると大量の風船が舞い散るデモ画面が見られます。
コントローラーは本体直付けで、スティックタイプですごく使いにくいです。
そんなこんなでナムコのタイトルがいくつか発売されテコ入れを計ったようですが、圧倒的なファミコンのサードパーティソフトに押され、ほとんど一般に認知されることなく消え去ったようです。
それでも意外とマニア好みのハードらしく、ごく一部に熱烈なコレクターが存在します。

■AV端子ピンアサイン

RF接続が基本ですが、おそらく業界初のRGB専用DIN8ピン端子が付いてます。
ピンアサインは純正RGBケーブルをゲッツして確認しました。

1 AV Control/YS
2 GND
3 Audio Monoral
4 CSync
5 --
6 Red
7 Green
8 Blue

■RGBへの対応方法

純正RGBケーブルが発売されているので、それで繋ぎます。
といっても純正ケーブルはヤフオクですら年1本出るか出ないかというレアものなので、基本的に自作するしかないです。
なお、純正ケーブルは21ピンRGB入力端子付きモニターには映りますが、アダプター類をかましてWEGAや15ピンモニターに映すことはできません。
AVデミロのようなビデオコンバーターを利用してもビデオ/S端子出力への変換はできませんが、XRGB-2にぶっ込めば映ったという風のウワサがないこともありません。
XRGB-2は外部電源を使用し信号加工とかしますから、純正互換仕様のケーブルで映る可能性はあるでしょう、アプアプだけど……。
SELECTY21は電源をAV Control信号から取るので、純正互換仕様では下記の理由により同期分離はできません。

結局のところ、WEGAや各種モニター/アダプターに汎用対応するケーブルを作るには、各信号出力にバッファ回路をかます必要があります。
しかし、RGB端子からのコントロール電源はIC駆動には適さないため、回路用の安定電源を別取りせねばならず、RGBフル対応にするのは案外めんどうです。
一応薬局には、そんなめんどうであんまし作りたくない「スパカビ用21ピンRGBケーブルPRO」が用意してありますけどね……。

■ビデオ/S端子なウル技

以前ピンアサインを自己解析された方からの依頼で裏技ケーブルを作ったのですが、それは1ピンと4ピンをショートして21ピン側の同期入力にぶっ込むというものでした。
それで映像出力スイッチをRF側にしてからAVデミロに繋げば、S端子出力が取れます。
ただし、強引な裏技なので、自己責任でAVデミロのS端子コンバート専用に使おうという場合以外はオススメできません。
また、この裏技ケーブルでもWEGAや15ピンモニターには対応しません。

ちなみに「ウル技」は「うるてく」と読むらすぃ。「ウルトラテクニック」の略?
起源は「ファミマガ」という遠い昔に会社ごとなくなった雑誌じゃそうな。
今は昔の物語。

■対応するお薬

  • スパカビ用21ピンRGBケーブルSTD(純正互換)
  • スパカビ用21ピンRGBケーブルURA(ウル技版)
  • スパカビ用21ピンRGBケーブルPRO(バッファ入り)
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