●発売日
1993年6月
●価格
発売当時の価格は不明
12,800円(2001年6月1日最新型)
●システムスペック
CPU | MC68000(7.67MHz) |
RAM | 64KB+8KB |
VRAM | 64KB(デュアルポートRAM) |
画面 | 320x224ドット(512色中64色) |
スプライト | 8x8ドット(最大2048種・1画面80個・1ライン20個) |
サウンド | PSG3音ノイズ1音+ADPCM |
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●映像出力
RGB | なし |
S端子 | なし |
ビデオ | 標準 |
Y色差 | なし |
RF | なし |
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■医療日誌
発売元はセガトイズですが、事実上現存するセガ最後のゲーム機(知育玩具?)。
発売時期はメガドライブ2と同じで、発売当初は「キッズコミュニケーション」ではなく「キッズコンピュータ」と名乗っていたらしいです。
CPUやVDPなどの主要部の構成もほぼメガドライブ2と同じで画面表示機能も同等ですが、FM音源とZ-80が付いていません。
特徴的なのはインターフェイスで、ペンタッチ型のタブレットが主要コントロールデバイスです。
ROMカセットには絵本のようなものが付いていて、ページをめくることでそのページに対応する画面が表示され絵本のページがメニューになるという、合理的かつ直感的な操作性を実現しています。
また、タブレット上に様々なオプション機器を設置することでドライブゲームやごっこ遊びができるなど、子供向け玩具との画期的な統合コミュニケーションシステムとなっています。
さらに、カセットにキーボードを繋げられるものがあったり、USBインターフェイス付きのものがあったりと、拡張性のすごさは他の類似機器を圧倒しています。
そんなわけで、意外とピコは人気があり、いまだに新作ソフトやオプションハードがリリースされ、キッズコンピュータの定番として玩具売場に並んでいます。
■AV端子ピンアサイン
装備されているのはRCAピンジャック型のビデオ出力端子とモノラル音声端子のみで、拡張性があるAV出力端子はありません。
■RGBへの対応方法
本体内に汎用ビデオエンコーダーチップが内蔵されており、そこから信号を取って外部に出す外科手術を施すことでRGB出力が可能です。
ピコは10年の間にたびたびモデルチェンジしていますが、中期型以降のモデルにはCXA1645が登載されているので、S端子も簡単に引き出すことができます。
■対応するお薬
なし。
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