病棟 2003年6月6日更新
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日電病棟
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●PC-FX

●発売日
1994年12月9日

●価格
49,800円

●システムスペック
CPU32ビットRISCプロセッサV810(21.5MHz)
RAM2MB、バックアップ32KB
VRAM1.25MB
画面320x240ドット(最大1677万色)
表示能力画面合成数:最大9画面
エフェクト:回転・拡大・縮小、セロファン・フェード、プライオリティ
動画圧縮:JPEG ランレングス
サウンドADPCM 2CH、波形メモリ方式最大6音
CD-ROM2倍速

●映像出力
RGBなし
S端子標準
ビデオ標準
Y色差なし
RFオプション

■医療日誌

1994年の次世代機戦線に最後に参入した謎の2Dマシン……。
「3Dはレンダリング済みのキレイな絵をムービーで出せばいーんだよ」という、強引な思想で作られたため、リアルタイムポリゴンのハード機能はありません。
その代わり、ムービー再生機能が標準でサポートされていて、他機種が高性能ムービー再生エンジンを採用するまでは、どの機種よりもムービーアニメがキレイでした。(ボケてるけど……)
そんな滅茶苦茶なPC-FX思想に忠実に作られたソフトが『虚空漂流ニルゲンツ 』。
あと、データをディレクトリ形式でセーブできるメモリ管理機能とか、PC-FXがパソコン用CD-ROMドライブになっちゃうSCSIインターフェイスなどはパソコン的で、他機種にない機能ですね。

そんなわけで、ハードの設計思想が他機種と根本的に違っていたPC-FXは、「アニメファン向け路線」で我が道を行き、アッパレな最期を遂げました。
オリジナルアニメまで含むマガジン形式の『アニメフリークFX』シリーズや、一般公募したマンガを収録した『こみっくろーど』など、他機種にはないユニークなソフトが多いのはある意味素晴らしい。
ANO清水さんや竹本泉さんなど、特異なアーティストを起用してマニア層の心をつかむなど、当時のNECホームエレクトロニクス、NECアベニュー担当者の趣味が如実に現れてます……。
同人誌をでっちあげてコミケに参加したりとか、もうやりたい放題でした。
そりゃ会社がなくなるわけだ……。

■AV端子ピンアサイン

標準でミニDINのS端子とRCAのビデオ・音声出力端子が付いています。 その他拡張性があるAV出力端子はありません。

■RGBへの対応方法

標準では取れません。
チップからも出ていない模様。

■対応するお薬

ありません。
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