●発売日
1991年12月13日
●価格
47,800円
●システムスペック
RAM | 256KB(ワーク) 64KB(ADPCM) 2KB(バックアップ) |
サウンド | 4bit ADPCM音源(モノラル) |
CD-ROM | 1倍速 |
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●映像出力
RGB | なし |
S端子 | なし |
ビデオ | 標準 |
Y色差 | なし |
RF | オプション |
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●システムカードの種類
アーケードカード DUO
(1994年3月12日/12,800円)
RAM16Mbit(約2MB)を内蔵し、アーケードカード向けソフトに対応
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■医療日誌
CD-ROM2のバージョンアップ版で、インターフェイスとCD-ROMドライブを一体化することで若干コストダウンされました。
DUOと同じスーパーCD-ROM2規格のソフトに対応するため、ワークRAMを旧CD-ROM2の4倍(256KB)登載。
スーパーCD-ROM2対応ソフトは、データ読み込み回数が減ったりします。
また、システムカードは不要になり、本体内に旧バージョンと互換性があるシステムROMを実装していますが、旧ソフトの読み込み回数が減ることはありません。
ようするに、コアグラや白エンジンと繋げば事実上DUO互換で、「アーケードカードDUO」を装着することでアーケードカード向けソフトにも対応できます。
そして独特のフォルムはヤドカリのようで、スーパーグラフィックスと直結できるようにするためにこのスタイルになったと推測できます。
このデザインは、旧CD-ROM2システムのコンパクトさやDUOのスリムなボディと比べるとかなりやぼったく見え、当時はあまり評判が良くありませんでした。
ただ実際は、ケーブルをすべて繋いだ状態で縦置きでき、そうすると意外にも保管スペースがかなり小さくて済むのです。
とはいえ、値段的にはコアグラと組み合わせるとDUO以上のものになり、旧CD-ROM2システムの中古価格もかなり安くなっていた時期だったので、スーパーCD-ROM2はあまり売れませんでした。
3年前に発売された旧CD-ROM2システムでも、「スーパーシステムカード」を追加するだけでDUO互換になるというユーザーフレンドリーな互換性が、逆にアダになったともいえます。
さらに、折りしも前日鳴り物入りでメガCDが発売されており、店頭でもメガCDばかりが目立ち、スーパーCD-ROM2が置いてある店はほとんど見かけませんでした。
というか、いつの間にか発売されて消えていたという印象です……。
■AV端子ピンアサイン
コアグラフィックスと同じです。
1 Audio Left
2 GND
3 Video
4 +5V
5 Audio Right
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■RGBへの対応方法
標準では出せません。
EXT BUSからのRGB信号は来ているので、それを繋いで外部に出す外科手術を施せばできないこともありません。
AV OUT端子を8ピンに換装する方法をとれば、旧CD-ROM2より加工が簡単です。
ただし、AV OUT端子のハンダ付け部にチップ抵抗が直結しているので、元の端子を除去するのはコアグラやDUO系よりめんどうです。
なお、アンプ回路の必要性についてはPCエンジン本体やコアグラフィックスなどと同様です。
■対応するお薬
なし。
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