病棟 2003年9月13日更新
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日電病棟
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●PCエンジン DUO(PCEngine DUO)

●発売日
1991年9月21日

●価格
59,800円

●システムスペック
CPUHuC6280(6502カスタム/7.15909MHz)
RAM8KB(メイン)
256KB(CD-ROM2ワーク)
64KB(ADPCM)
2KB(バックアップ)
VRAM64KB
画面320x224ドット(最大512色)
スプライト16x16〜32x64ドット(256色中16色/1ライン最大16個/1画面最大64個)
サウンドPSG6音/PSG5音+ノイズ1音/PSG4音+ノイズ2音の中からモード選択
4bit ADPCM音源(モノラル)
CD-ROM1倍速
その他ヘッドフォン端子付き

●映像出力
RGBなし
S端子なし
ビデオ標準
Y色差なし
RFオプション

●システムカードの種類
アーケードカード DUO
(1994年3月12日/12,800円)
RAM16Mbit(約2MB)を内蔵し、アーケードカード向けソフトに対応

■医療日誌

PCエンジンとCD-ROM2が一体化したオールインワンマシン。
ついでにCD-ROM2用ワークRAMを4倍の256KB登載し、スーパーCD-ROM2という新規格のソフトにも対応するようになりました。
システムカードは必要なくなりましたが、Huカードでのシステム拡張も可能で、後に「アーケードカードDUO」が発売されています。
当時としては非常にコンパクトだったCD-ROM2システムよりもさらに薄く仕上げたのは、パソコンメーカーの雄日電の面目躍如といったところか?
オーディオ機器のようにおしゃれな黒ボディのデザインに、ヘッドフォン端子まで装備。
さらにオプションのバッテリーパックを繋げば、コンセントがない場所でも4時間駆動可能。
DUOモニターという液晶モニターもオプションで用意されており、トータルのモバイル環境を実現するという10年先を行く先見性は今考えるとすごいものです。

がしかし、59,800円という値段は高すぎました。
CD-ROM2をバラで揃えるよりは安かったのですが、それでも5万円以上のゲーム機というのは、今も昔も現実的ではありません。
当時はゲームマシンとしてのPC-8801系も中古市場において盛況で、価格帯としてはやや競合する傾向にあり、高学年のお兄ちゃんでもかなり物好きな人しかDUO系には目が逝っていませんでした。
バッテリーはチャージャーなしの単品でも12,800円、DUOモニターは79,800円というとんでもなさで、どう考えても商業ベースで成功する状況にはありませんでした。

■AV端子ピンアサイン

コアグラフィックスと同じです。

1 Audio Left
2 GND
3 Video
4 +5V
5 Audio Right

■RGBへの対応方法

標準では出せません。
EXT BUSがないので、初代やコアグラフィックスのようにAVブースター等を改造する方法はできません。
内部のビデオチップからRGB信号を取り、外部へ引き出す外科療法でしか対応不可能です。
DIN端子を8ピンに換装するという方法での引き出しがもっとも簡単です。

ちなみに、DUO内部はスペースがかなり少ないといわれていますが、コアグラ系に比べればアンプ基板を置くスペースが十分以上あります。
問題は、PCエンジン本体のコアとなるCPUやビデオチップが基板の裏面に実装されているという点です。
裏側から信号線を引っ張ってこないといけないので、配線の引き回し経路をよく考えないと、うまくケースに収まらなくなってしまいます。


■対応するお薬

なし。
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