●発売日
1996年6月23日
●価格
25,000円
16,800円(1997年3月14日〜)
9,900円(2001年3月1日〜)
●システムスペック
CPU | MIPS 64 ビットRISC CPU(R4000カスタム・93.75MHz) |
RAM | 36Mbit |
画面 | 256×224〜640×480ドット(32bitカラーバッファ/標準21bitカラー出力) |
グラフィック機能 | Z-バッファ/エッジアンチエイリアシング/テクスチャマッピング(トライリニア・ミップマップ・インターポレーション・テクスチャ)/環境マッピング/パースペクティブ補正など |
サウンド | ステレオADPCM音源 |
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●映像出力
RGB | なし |
S端子 | オプション |
ビデオ | オプション |
Y色差 | なし |
RF | オプション |
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■医療日誌
おごる平家は久しからず。
10年以上にもわたって日本のゲーム機業界を支配してきた任天堂でしたが、セガサターンの大攻勢と新興勢力プレイステーションの台頭をただ見送ってしまったため、不動のシェアは一気に崩れていきました。
道楽で出したバーチャルボーイは鳴かず飛ばず、起死回生の策として1996年にようやくNINTENDO64をロールアウトします。
さすがに最後発だけあって3D機能の美しさは他機種を凌ぎ、3D(さんでぃー)スティックと呼ばれるアナログコントローラーと別売の振動パックなど、目新しい機能がそれなりにありました。
がしかし、すでに市場はサターンとプレイステーションに席巻されていました。
2年遅れた割りには他機種を圧倒するほどの性能がなく、ROMソフトはムービーや音声出力には容量が少ないなど問題が重なり、NINTENDO64はじり貧に追い込まれていったのです。
もし、ゲームボーイのポケモンが任天堂を救わなかったら、21世紀以後の任天堂の歴史はなかったかもしれません。
■AV端子ピンアサイン
AV出力端子は、スーパーファミコンと同じ形状のものです。
しかし、出力されていない信号があるため、RGB出力は取れません。
1 --
2 --
3 --
4 --
5 GND
6 GND
7 Y(S-Video)
8 C(S-Video)
9 Video
10 +5V
11 Audio Left
12 Audio Right
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■RGBへの対応方法
標準では取れません。
内部のチップからはRGB信号が出ているので、外科手術で繋ぐことでスーパーファミコン用RGBケーブルを使用可能にできます。
ただし、クリア系の本体が発売される直前の黒モデルからは、内部構成が変わりRGB出力化改造ができなくなりました。
なお、改造する際はチップからの信号をそのままモニターに繋いでも暗いので、できるだけアンプ回路を内蔵しましょー。
■対応するお薬
なし。
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