病棟 2003年10月12日更新
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サミーセガ病棟
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●メガCD (MEGA-CD)

●発売日
1991年12月12日

●価格
49,800円

●システムスペック
CPUMC68000(12.5MHz)
RAM6Mbit(プログラム、ピクチャー、サウンド)
512Kbit(PCM波形用メモリ)
128Kbit(CD-ROMキャッシュ)
64Kbit(バックアップメモリ)
ROM1Mbit(CDゲームBIOS/CDプレイヤーソフト/CDG対応)
サウンドPCM(ステレオ8チャンネル/サンプリング周波数最大32KHz)
CD-ROM1倍速、音楽CD/CDGカラオケ対応

●映像出力
RGBなし
S端子なし
ビデオなし
Y色差なし
RFなし

※映像信号はメガドライブ本体から供給、メガCDにはステレオ音声出力のRCAピンジャックのみ装備。

■医療日誌

CD-ROMメディアへの対応を可能にするメガドライブの拡張機器。
じつは単なるCD-ROMドライブではなく、メガドライブの映像・音声をも拡張するパワーアップユニットです。
拡大・縮小・回転といった当時流行のグラフィック機能をハードウェアでサポート、音源もステレオサンプリング音源が登載されており、スーパーファミコンに開けられた溝を埋める役割を担っていました。
また、メガCDの拡張機能を統括するCPUとしてメガドライブよりクロック周波数が高い68000MPUを登載、RAMもPCエンジンスーパーCD-ROM2の3倍に相当する容量を実装するなど、当時のゲーム機として最高のパフォーマンスを提供するモンスターユニット……のはずです。
しかし、画面表示色数などはメガドライブのVDPの制限に準ずるため、見た目としてはそれほど圧倒的なパフォーマンスを実感することができません。
値段も値段で、セガマニアならオッケーな価格でしたが、一般人がそうそう手を出せるものではありませんでした。
まあ、同時期に発売されたPCエンジンスーパーCD-ROM2を大きく上回る性能を持っていながら価格はほぼ同じというのは、かなりがんばってはいたんでしょうけど……。

そんなわけで、ゲームアーツだけが『ルナ』『シルフィード』『ゆみみみっくす』など怒濤のラインナップで戦線を張りましたが、いずれもマニアックな印象ばかりがついてまわり、一般ユーザーを取り込むことなど夢のまた夢でした。
同時発売ソフト『惑星ウッドストック』は一般層を狙っていたらしいですが、10世紀ぐらい時代を先取りしたソフトは常人には受け入れがたく、あとはレーザーソフトグループのヘロヘロなラインナップでみんなゲンナリ。
結局マニアのためのハードで、メガドラタワーの土台としての余生をおくりました。

■AV端子ピンアサイン

映像信号はメガドライブ本体から出力されます。
メガCDには、RCAピンジャック型のステレオ音声出力だけしか付いていません。

■RGBへの対応方法

セッティング状態でメガドライブ本体からRGB出力を出せます。
ただし、メガドライブのAV OUT端子からの音声出力はモノラルのみなので、音声はヘッドフォンジャックからしか取れません。
このことあるは十分わかっていたので、当ホスピスでは「MD用21ピンRGBケーブルHG」をご用意いたしております。
なお、音声はミキシング後にメガCD側から取ったほうがクリアなので、こだわる人は「MD用21ピンRGBケーブルHG」+「オーディオアダプター」という組み合わせが最適です。
メガCD側からメガドライブの音声(PSGやFMなど)を取るためには、MIXING端子とメガドライブのヘッドフォン端子をステレオピンケーブルで接続する必要があるのですが、案外これを見落としている人がいます。
メガCDの取扱説明書はちゃんと読みましょう。

メガドライブ2との接続では、「MD2用21ピンRGBケーブルHG」を使用します。
メガCDとメガドライブ2の組み合わせの場合音声ミキシングができないので、クリアな合成音を再現することはできません。
メガドライブ2側のAV OUT端子からステレオで取れますが、ノイジーです。
メガドライブ2は、メガCD2との組み合わせが理想です。

■対応するお薬

  • MD用21ピンRGBケーブルHG
  • MD2用21ピンRGBケーブルHG
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