●発売日
2003年11月17日
●価格
498人民元
●システムスペック
●映像出力
RGB | なし |
S端子 | なし |
ビデオ | 標準 |
Y色差 | なし |
RF | なし |
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●神遊機専用ソフト(一例)
ドクターマリオ
ゼルダの伝説 時のオカリナ
スーパーマリオ64
ウェーブレース64
スターフォックス64
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■医療日誌
「神遊机」にあらず、「神遊機」が日本での正規表記です。
じつは中国(大陸)での「机」はもはや漢字ではなく元々「つくえ」の意味もなく、簡体字制定時に割り振られた記号に過ぎないからです。
日本では簡体字は本来の漢字に戻し、日本の字体で表記するのが原則です。
そうしないと、毛沢東も江沢民も日本の教科書や新聞にすら表記できなくなってしまいます。
そんなわけで神遊機は、中国(大陸)版のNINTENDO64です。
任天堂の中国(大陸)法人(合弁会社?)が開発製造したものなので、パチモンというわけではありません。
パチモンにありがちな安っぽさや音質/画質の悪さも目立たず、海外ものハードとしてはまずまずです。
見ての通りコントローラー自体が本体という一体型マシンで、ソフトはROMカートリッジ式ではなくRAMカードにダウンロードしたものを使用します。
ソフトは中国(大陸)のショップにある端末からダウンロードするという、その昔のファミコンディスクシステムみたいな方式です。
本当はゲームボーイやスーパーファミコンにおけるニンテンドウパワーに近いわけですが、「ニンテンドウパワー」なんて単語を引き合いに出しても分かる人はほとんどいないし……。
RAMカードには複数のゲームソフトを記録しておいてメニューから選択して遊ぶことができ、中国(大陸)で販売している基本セットには5本程度のデモ版ソフトが入っているらしいです。
中国(大陸)以外ではソフトの書き換えができないので、日本などで輸入販売している神遊機にはフル版のソフト数本がセットにされているケースが多いようです。
おそらく輸出ブローカーがダウンロードしてから抱き合わせて売っていると見られるので、セットによってラインナップが違う場合があります。
神遊機用ソフトは日本のNINTENDO64用ソフトが多数中国(大陸)向けにローカライズ移植されており、ゲーム自体は元のまんまですが文字は中文(簡体字)表記で日本語だった音声までもが北京話に吹き替えられています。
『スターフォックス64』とかしゃべりが多いソフトは、元の声優さんのイメージとのギャップに大爆笑できるかも?
『ウェーブレース64』のように、看板などの一部のテクスチャが中文に置き換えられているソフトもあります。
▲電源を入れるとiQueのロゴが出てからメインメニューが表示される。メインメニューのバック画像はいくつかあるが、RAMカード内のソフトに入っているような気がする。
▲RAMカードには複数のソフトが収録可能。各ゲームのセーブデータもこのメモリに保存しているようだ。
▲ソフトの文字表示や音声はすべて中国(大陸)向けに変更されている。あまつさえテクスチャまで変わってたりするんだけど、宇宙船も中華なイメージに……。
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■AV端子ピンアサイン
コネクター形状はXboxのAV端子と同タイプのようですが、ピン数が18ピンと少ないです。
ビデオ/音声出力の他、ACアダプターからの電源入力も同じ端子で受けています。
また、神遊機はマルチタップのようなオプションアダプターに接続してコントローラーを増やすことができ、この端子をマルチタップに接続して信号入力を得るようです。
そのほかUSB端子もあって、ネット接続も可能なもよう。
1 + Power IN
2 + Power IN
3
4
5 Audio Left
6 Audio Right GND
7 Video GND
8
9
10 - Power IN
11 - Power IN
12
13 Audio Left GND
14 Audio Right
15 Video
16
17
18
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■RGBへの対応方法
調査中。
■対応するお薬
なし。
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