■無責任レシピ
作り方は以下に書いておきます。
製作方法や使用部品に関する質問・お問い合わせには個別に回答できません。
また、アナタが作ったケーブルは、それを使用したことにより機器の故障などが起こっても一切自己責任となることを承知の上で使用しましょー。
猿人でもできるAVケーブルの作り方(非保証・自己責任) |
■1.材料と工具
材料は、一般的なビデオAVケーブルとDIN5ピンのプラグだけです(写真1)。ご予算300円〜。
ビデオAVケーブルは、テレビとビデオデッキなんかを繋ぐごく普通の赤白黄のプラグが付いたケーブル。あまり太いケーブルはDINプラグのカバーに入らないので、コアグラ等の純正ケーブルと同じぐらいの太さの物がよいです。各線2.5mm程度のものがベスト。
DINプラグは端子系の電子パーツを扱っている店ならだいたい置いてます。DINプラグには5ピンのほかに8ピンなどもありますので、ピン数を間違えないようにしましょう。ちなみに「DIN」は「でぃん」と読みますので、お店に行って「でぃんごぴんぷらぐちょーだい」と言えばおっちゃんが出してくれます。
工具としては、最低限ニッパー、カッター、ハンダゴテが必要です。あと糸ハンダ少々。まあ、あんまし使わないつもりなら百均のでもいけます。DINプラグ以外はダイソーで揃いますにゃ。
■2.下準備
AVケーブルのプラグを片側カットします。分離した3本のケーブルがまとまって繋がるあたりで切りましょう。
ケーブルを切ったら、DINプラグのカバーに通します(写真2)。
■3.被覆剥き
3本のケーブルを先端から少しバラします。
バラした各線の先端から約10〜12mm程度の位置にカッターをあて浅く切れ目を入れ被覆を剥きます。あまり力を入れすぎると中の導線まで切ってしまうので、被覆の厚み以上に切れないよう力加減に注意が必要です。
各線の中には網状になった導線(シールド線)の中にさらに被覆にくるまれた線が入っている2重構造になっています。そんなわけで、網線をほぐし3本分をまとめてよじります。よじってまとめた線はハンダゴテでハンダをまぶして先端から2/3程度を固めます。
さらに3本の線の中の線の被覆を2mm程度剥き、それぞれの線にもハンダを付けてなじませておきます(写真3)。
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■4.ハンダ付け
まずシールド線(まとめた外側の線)をDINプラグの2ピン(GND)にハンダ付けします。そのあとで3本の線をハンダ付けするようにするとやりやすいでしょう(写真4)。
写真の場合、赤い線が右音声で5ピンに、白は左音声で1に、そしてビデオは黒で3にハンダ付けします。
各ピンの対応は下図の通りで、4ピンの+5VはRFモジュレーター用の電源だからビデオAVケーブルでは接続する必要がありません。
■5.フレームシールドとケーブルの固定
ついでにDINプラグの金属フレームに太めのリード線でGNDを繋いでおけば信号がより安定しノイズ低減に繋がる場合があります。
ただし、この行程は難しいならやらなくても多くの場合問題ないです。ノイズがひどく乗るような場合はやってみてください。
そしてフレームの端の穴が開いているあたりを曲げてケーブルを固定します(写真5)。ケーブルの使い方が荒い人は、さらにビニールテープとか巻いてもいいでしょう
■6.仕上げ
あとは、金属フレームをはめてカバーを被せるだけです。(写真6)。
画面が出なかったり、ブーンとすごい音が出るときは繋ぐピンの位置を間違えているか、線がショートしている可能性があるのでカバーを外してよく確かめてみましょう。
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