■型番
MSXRGB15ADP
■仕様
入力 | DIN8ピン端子 オス(MSX2以降のRGB出力端子に接続)/φ2.1mmDC電源入力ジャック(センタープラス) |
出力 | D-SUB15ピンコネクター メス(ピンアサインはPC-88SR系準拠)/φ3.5mmステレオヘッドフォンジャック(モノラル2チャネル) |
備考 | 全長約25cm/専用超小型ACアダプター付き/MSX2より前のMSX機では使用できません |
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■効能
MSXユーザーの方からの、「15ピンRGBモニターに接続したい」というご意見ご感想にお応えして開発しました。
MSX2以降にはRGB出力端子が装備されるようになりましたが、それは21ピンRGBモニター用で、原則としてX68000用などの15ピンモニターには接続表示することができませんでした。
15ピンモニターの同期信号は水平/垂直別々に入力することが前提になっており、その両方に21ピン用の複合同期をぶっこめば映るモニターがないこともありませんが、表示が不安定だったり全然映らない機種も多々あります。
そのため、21ピン用の複合同期信号を分離して15ピン用に変換することが必要となってきます。
がしかし、MSX系のRGB出力端子にあるAV Control電源は、機種にもよりますが多くの場合電子回路を安定して駆動することができないため、ホスピスの15ピン系アダプターやSELECTY21の同期分離機能は働きません。
そこで本機は、電源を外部から取ることで同期分離回路を駆動させ、生成した信号をPC-88SR系準拠ピンアサインのD-SUB15ピン端子に繋いであります。
これにより、D-SUB15ピンストレートケーブルやモニター直付けのケーブルと繋いでX68000用モニターや水平/垂直独立同期に対応するFM-TOWNS専用モニターでの表示を実現しました。
ついでにテラモニター(HTR-2200)でも映るよう加工してありますので、「PC-98→DOS/V」系のチェンジャーをかませばテラモニター付属のケーブルに繋いで映すことができます。
さらに本機の15ピン端子はPC-88SRとピンアサイン互換なので、ホスピスのPC-88SR用ケーブルを使用して21ピンモニターやWEGAと接続することもできます。
また、MSX2以降で唯一音声出力端子が本体に付いていないFS-A1GTだけのために、音声取り用のφ3.5mmヘッドフォンジャックを装備しています。
MSXの音声はモノラルですが、ヘッドフォンジャックの左右に繋いであります。
音声は15ピン端子にもPC-88SR/X68000互換で繋がっていますが、ヘッドフォンを繋ぐとモニター側音声をカットする仕様になっています。
これは、15ピン端子のピンアサインが違いノイズが発生するFM-TOWNSモニターを考慮してのことです。
■対象ゲーム機
MSX2/MSX2+/MSX turboR。
■対象モニター
D-SUB15ピンコネクターを装備し、水平同期周波数15KHzに対応するモニター。
シュリンクD-SUB系コネクターのモニターは、「PC-98→DOS/V」系のジェンダーチェンジャーが必要。
PC-9801専用(24KHz)モニター、Windows/Macintosh向けVGA系(31KHz〜)モニターでは使用できません。
■取扱説明書
準備中。
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